外反母趾とフットケア
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(B)母趾退化症

[症状・症例]
親指全体がスプーン状に反っている足。親指は外反母趾とは違って、曲がってはいません。
[発生原因]
母趾退化症の一番目の原因は、裸足で凸凹した地面を歩くことがなくなったため、足の裏に適度の刺激が加わらなくなり、足底反射が起こらず、足底筋や足指の発達不足を招き、親指が本来の機能的役割を果たさなくなってしまったからです。
二番目の原因は、靴などの履物による足の過保護です。しっかりした足は、足指の力で身体のバランスを保っています。靴を履いていても踏ん張ったり、靴の中でも中底を掴むようにしてそれなりの働きをしているのです。ところが、そのような動きができない(窮屈あるいはブカブカの)靴を履き続けると、この足底反射が失われ、足指が発達しないのです。
普通、足の親指は力を抜いた時は、真直ぐかやや下を向いていて、地面をしっかり捉えられる形をしています。 ところが親指全体がスプーン状に反っていると、身体の重心が踵の方へ移動してしまい、その結果クッション作用の低下と共に地面からの「過剰な衝撃」を身体へ伝えてしまい、原因のはっきりしない過労性の損傷を起こしてしまいます。