削ってもまた出てくる第2~第4指の付け根の胼胝の解決策!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る
第2、第3、第4中足骨頭の足底面にできた胼胝

この記事は 7で読めます。

何度削っても出てくる足の第2~4指の付け根のタコに悩んでいる人はかなり多いです。なぜ削ってもまたできるのかというと、そこにタコができるような構造の足を持っているからです。
ところが足の構造というものは遺伝的に親から引き継いだものか、あるいはごく幼少期に形成されたものであるため、それ自体を変えることができません。そこであることを行って足の構造の影響が出ないようにすると悩みは解決されます。

1.第2~第4中足骨頭の足底面にできる胼胝とは

横アーチが低下して第2、第3、(および第4)中足骨頭が靴底に接触することによって生じる胼胝タコです。これは正常な皮膚との境界がはっきりしない薄くて幅の広い胼胝の場合が多いですが、たまに輪郭がはっきりした分厚いタコの場合もあります。

第2、第3、第4中足骨頭の位置

第2、第3、第4中足骨頭の位置

分厚いタコは靴底から皮膚にかかる垂直な力が反復して作られたもので、薄くて幅の広いタコは摩擦によって皮膚をずらす方向に加えられる力が反復して作られたものです。

第2、第3、第4中足骨頭の足底面にできた胼胝

第2、第3、第4中足骨頭の足底面にできる胼胝(タコ)の位置(①)

図中の①~④のタコは同じようなメカニズムで起こるので、まとめて記載しておきました。②は親指の内側面にできたタコ、③は小指の付け根の外側面にできたタコ、④は第4指の外側面にできた鶏眼ウオノメです。

 

2.第2~第4中足骨頭の足底面にできる胼胝の機序

足にはいろいろな変形がありますが、足の前半分(前足部)の内側が少し上がっている足もその変形のひとつです。このタイプの足がカカトから着地してその裏面全体を地面に着けるためには、正常な足よりもカカトを大きく内側に倒さなければいけません。

前足部内反

足の前半分の内側が少しだけ上がっている足(Pod Mech vol.2. 株式会社インパクトトレーディング, 2006, p8)

 

足のねじれの見方

こうやって足の変形(ねじれ・ゆがみ)を見ます。

 

過回内

足の変形が過回内(オーバープロネーション)を起こす。(Pod Mech vol.2. 株式会社インパクトトレーディング, 2006, p9)

このとき足首付近にある距骨きょこつという骨が通常以上に内側に入ります。これを距骨下関節きょこつかかんせつ過回内かかいない(オーバープロネーション)といい、足病学では外反母趾などの根本的な原因だとされています。

距骨下関節

距骨(黄色)と踵骨(緑色)の2つの骨で構成されている距骨下関節

距骨下関節きょこつかかんせつ過回内かかいないが起こると、第1中足骨ちゅうそっこつと第5中足骨ちゅうそっこつが持ち上げられるので、結果的に横アーチが低下して第2、第3、(第4)中足骨頭ちゅうそっこつとうが靴底に当たるようになります。

下の2つの写真には親指側と小指側が持ち上げられて、横アーチが低下することが説明されています(写真の中の①と④)

過回内と第5中足骨の動き

小指側が持ち上がるメカニズム

 

過回内と骨の異常な動き

親指側が持ち上がるメカニズム

そしてまた距骨下関節きょこつかかんせつ過回内かかいないによって、同時に足の前半分が外側に動かされる(下図参照)ため、この部分に皮膚をずらす方向の力が加わります。

ずり応力の原理

皮膚をずらす方向の力が加わる原理(SUPERfeet Training Program Tech 3. 株式会社インパクトトレーディング,2004, p14)

 

第2、第3、(第4)中足骨頭部のタコはこのように、皮膚を水平面上でずらす力が反復して加わってできたもので、正常な皮膚との境界がはっきりしない、薄くて幅の広いものになります。

しかしごくたまに輪郭がはっきりした分厚いタコが見られることがあります。これは皮膚に垂直にかかる力が反復して加わった結果生じたものですが、おそらく靴のクッション性が少ないために、第2、第3、(第4)中足骨頭部に地面から大きな力が加わったものではないかと思われます。

 

3.第2~第4中足骨頭の足底面にできる胼胝の対策

タコを削っても足の状態が変わらなければ、タコは再び形成されますので、距骨下関節きょこつかかんせつ過回内かかいないを防止することを同時に行わなければなりません。

3-1.靴選び

まずは構造的にすぐれた靴を選びましょう。できればシューフィッターの方にアドバイスしていただきながら、足に合ったウォーキングシューズを購入するとよいです。仕事でパンプスを履かなければいけない場合はヒール高が3~4センチのものにして下さい。

靴の選び方は「外反母趾の人生をバラ色にするシューズ選びの3つのポイント」を
パンプスの選び方は「ハイヒールのパンプスが女性に及ぼす6つの悪影響とその対策」を
参考にしてください。

3-2.足底板とインソール

靴が準備されたらその中に足底板そくていばんを入れます。足底板はウォーキングシューズだけではなく、ビジネスシューズやランニングシューズを始めとする各種スポーツシューズにも使えます。

足底板

足底板

足底板はオーダーメイド品ですが、インソールと呼ばれる既製品もあります。足底板にするのか、あるいはインソールにするのかは専門家に相談して決めてください。

インソール

ウォーキングシューズ用インソール

 

インソール

パンプス用インソール

自宅では靴は通常では履けませんから、米国の足病医が開発した特殊なサンダルを履いて過回内かかいないを最小限に抑えます。

特殊なサンダル

特殊なサンダル

 

タコがひどい場合はテーピングを併用するのもよいことです。ただタコを作る足の捻じれは先天的な場合が多く、その捻じれ自体を矯正することはほぼ不可能です。テーピングを一生貼り続けるのも悪いとは言いませんが、継続させることはなかなか難しいです。したがって靴や足底板やサンダルを使った方が楽であろうと思います。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*

CAPTCHA