カカトの裏の胼胝は地面からの衝撃を少なくすることが重要!

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カカトの足底面にできるタコ

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カカトにタコができている人はよく見かけます。これはカカトに繰り返して圧力がかかったために、皮膚が厚く、硬くなったものです。つまりカカトはタコを作ることによって、身体を衝撃から守っているのです。しかしタコのできたカカトは決してきれいなものではありません。ひどくなると分厚くなり、けばだってカサカサした状態になります。これをきれいにするにはどうしたらいいのでしょうか。

1.カカトの足底面にできるタコとは

カカトに継続的に圧力がかかったり、カカトに摩擦が起こったりするとできます。一般的に合わない靴を履いたり、長時間立つことによって生じます。とくに太りすぎの人は圧力も大きくなるのでできやすいです。
症状としては厚くて硬いのが特徴です。そして乾いてパサパサしていたり、毛羽立ったりしています。

カカトの足底面にできるタコ

カカトの足底面にできるタコ

 

2.カカトの足底面にできるタコの機序

2-1.履物に原因がある場合

足関節の伸筋群

(カパンディ 関節生理学 Ⅱ.下肢 原著第5版.医歯薬出版株式会社,1997,p205)
(一部改変)

 

自分の足よりも大きいサイズの履物を選ぶと、足に靴を引っ掛けて歩くようになります。このとき足首を反らす筋肉(前脛骨筋ぜんけいこつきん)は縮んだ状態のままです。

本来カカトから着地するときには、この筋肉がゆっくりと伸ばされながら足部にブレーキをかけます。これによって足裏はゆっくりと転がりながら地面に着きます。そして足全体が少し内側に倒れて衝撃を吸収します。この動きを回内かいないと言います。

また回内かいないと同時にスネが内側に回転します。スネが内側に回転すると膝関節が曲がるようになりますので、膝でも衝撃を吸収することができます。

ところが前脛骨筋ぜんけいこつきんが縮んだままですと、この動きを取ることができず、地面からカカトに大きな衝撃が起こります。この衝撃によってカカトにタコができます。

スリッパや長靴のように足の甲で固定できないものを履いた場合でも同じような結果になります。

2-2.足の構造に問題がある場合

通常カカトが地面に着いたあとに、足は小指の付け根を地面に着け、引き続いて親指の付け根を地面に着けます。このとき足全体が内側に少し倒れて縦アーチを少しつぶし、地面からの衝撃を吸収します。

ところが下記のような構造の足(例外もある)は、カカトが地面に着いた後、親指側から地面に着き、それに続いて小指の付け根を地面に着けます。この動きは衝撃を吸収できない動きです。

また親指、小指の順番で着地すると、スネが外側に回転します。すると膝関節が曲がらないので膝でも衝撃を吸収することができなくなります。結果としてカカトにタコができるようになることがあります。

前足部外反

足の前半分の外側が上がっている足(Pod Mech vol.2. 株式会社インパクトトレーディング, 2006, p3)

第1列底屈

母趾球部が他の指よりも下がっている足(Pod Mech vol.2. 株式会社インパクトトレーディング, 2006, p14)

 

3.カカトの足底面にできるタコの対策

削っても削っても出てくるのがタコの特徴です。つまりカカトにタコができるような衝撃が生じている限りは、削ってもタコは再びできます。これができなくなるようにするには適切な処置をしなければいけません。

3-1.靴の選択

まずは靴の選択です。サイズやワイズを合わせるのは当然のことですが、構造的にしっかりしたものを選ぶ必要があります。

靴の選び方は「外反母趾の人生をバラ色にするシューズ選びの3つのポイント」で詳しく解説しています。またパンプスの選び方は「ハイヒールのパンプスが女性に及ぼす6つの悪影響とその対策」にあります。

3-2.足底板とインソール

足底板やインソールを靴やパンプスの中に入れることも必要です。ひとつは足の捻じれの影響を出さないようにすることで、もうひとつは地面からの衝撃を直接吸収することです。

ここでひとつ気をつけなければいけないことがあります。衝撃を吸収するからといって柔らかい素材のものを選んではいけません。硬くてしっかりとしたものが必要です。

このように書くと多くの方が「衝撃を吸収するのだったら、柔らかい素材がいいのではないか。硬いと逆効果ではないのか」と思われることでしょう。次の写真を見てください。

足底板

足底板の比較:左は柔らかすぎる足底板。右のものぐらい硬くなければならない。

左はかなり柔らかい素材で作られており、親指と人差し指で簡単に曲げられます。一方、右は手で握って潰そうとしても潰すことができません。両者を比較すると右のものが足底板やインソールとしては優れているのです。なぜでしょうか。

足底板のクッション作用

柔らかい素材のものは1点で衝撃を吸収する作用しかありません。しかし硬いものは皮下組織を集めるため、多方向に分散して衝撃を吸収します。ですから硬いものでなければいけないのです。

また柔らかいものは衝撃を吸収すると同時に、運動能力をも吸収して低下させます。これは砂浜を走るときのことを思い浮かべていただければ理解できると思います。

3-3.特殊なサンダル

日本の住宅事情では、自宅で靴や足底板(またはインソール)を使うことはできません。ですから米国の足病医が開発した特殊なサンダルをお勧めしています。

特殊なサンダル

特殊なサンダル

3-4.その他のカカトのケア

  • 軽石を購入してカカトを擦ると皮膚がなめらかになります。
  • 1日に1~2回の割合でカカトにローションを塗ると皮膚が柔らかくなります。
  • 鋭利なものを使って自分でタコを取り除こうとすると、取り除き過ぎて感染のリスクが生じますので、専門家にまかせましょう。ただし以前よりも分厚くなることがあります。
  • 外科的に取り除くことも可能ですが、以前よりも分厚くなることがあります。
  • 結局は履物と足底板(またはインソール)を使って、カカトに過剰な衝撃が生じないようにすることが最も基本的なことです。
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治療家も真っ青!超短期間で痛みを1/10にする方法

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足や膝や腰のトラブルに関しては

さまざまな施術方法が存在します。

 

しかし欧米で研究が進んでいる「足病学」の理論に基づいた施術方法は

まだ一般的には知られていません。

 

私たちの身体の構造は多くは遺伝によって

両親から引き継いでいます。

足の構造も両親のどちらかから引き継いでいるのです。

 

足に異常な構造があると、それは足の異常な動きを生みだし、

さらにスネ、膝、フトモモ、骨盤、背骨に異常な動きを発生します。

 

その異常な動きは

シンスプリント、変形性膝関節症、変形性股関節症、坐骨神経痛、

腰椎椎間板ヘルニア、腰椎分離症、腰椎すべり症、腰痛、

頸の痛み、猫背、ストレートネックなど

さまざまなトラブルを引き起こすのです。

 

これらの疾患から来た痛みを改善するのには

まずは足の異常な構造を足底板(そくていばん)によって補正し、

足の正しい動きを作ってやらなければなりません。

 

そして身体の動きを正常に近づけた上で、

痛みを出している部分(ほとんどは筋肉です)の施術を行います。

 

欧米では足底板はごく一般的に使用されていますが、

日本ではあまり一般には知られていません。

 

あなたも足病学に基づく施術を受け、

一日も早く、身体のトラブルを改善させてください。


一日も早く身体の痛みを解消したい方はこちらへ

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