足の甲の痛みや腫れをその場で取り除く、1つの超簡単な方法

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じっとしていたら痛くないのに、足を動かすと痛い。でも骨折したのでもないし、捻挫したわけでもない。このような症状がある場合、その痛みはほとんど筋肉から来ています。中には足の甲を触ってもまったく痛くないこともあります(もちろん痛い場合もあります)。その痛みは足の甲ではなく、スネにある筋肉から来ていることがほとんどなのです。
筋肉から痛みが来ている場合はまったく違う場所に原因があることがよくあります。あなたの痛みも筋肉に原因がある可能性がかなり高いです。

1.まだ誰も知らない情報

まずは下のリンクをクリックしてください。きれいな図が描かれていますので、英語が読めなくてもOKです。筋肉の名前なんかどうでもいいので、とにかく4回クリックを。

前脛骨筋ぜんけいこつきんの痛み

長指伸筋ちょうししんきん長母指伸筋ちょうぼししんきんの痛み

短指伸筋たんししんきん短母指伸筋たんぼししんきんの痛み

背側骨間筋はいそくこっかんきんの痛み

これらは欧米ではけっこう有名なのですが、日本ではまだあまり知られていない痛みの原因です。そしてこれまで「腱鞘炎けんしょうえん」とか「リスフラン関節捻挫ねんざ」とか言われてきた痛みにも、実際はほとんどがこの痛みなのです。

なおスネや足の甲がれている場合もありますが、れが分かりにくい場合もあります。

上の4つのリンク先のうち、上2つはスネから始まる筋肉で、痛みの原因である✕印はスネにあるのが分かります。一方、下2つは始まりも終わりも足の甲にある筋肉で、痛みの原因である✕印は足の甲にあります。

あなたの痛みの原因はスネでしょうか。いや、スネと足の甲の両方に原因があることもあります。もし足の甲に骨折や疲労骨折(ヒビ)がなければ、これらの筋肉から来た痛みである可能性がとても、とても、とても大きいです。

たぶんあなたは次のようなときに痛みが出ることと思います。

  1. 正座すると痛い。
  2. ボールをると痛い。
  3. 足が地面に着くと痛い。
  4. 朝起きて、立ちあがる時に痛い。
  5. しゃがみ込むと痛い(和式トイレなど)。

もしこの症状があればある程度自分で解決することも可能です。
ただ一度にすべての痛みが取り除くことができるかは分かりませんので、このページをブックマークしていつでも自分でチェックできるようにしてください。

 

2.筋肉がどうして痛みを出すのか

激しい運動や骨格のゆがみなどによってどこかの筋肉に大きな負担がかかると筋肉が傷つきます。するとその筋肉が縮んで筋肉痛になり、やがてこの痛みは数日から数週間かけて治ります。

ところが治る途中で再び大きな負担がかかったり、患部を冷やして血行が悪化すると、この筋肉が縮んだままになって(けいれんを起こし)、筋肉が硬くなって痛みを出します。これを筋筋膜性疼痛症候群きんきんまくせいとうつうしょうこうぐんと呼びます。

長いですね。

「筋筋膜性(きんきんまくせい)」

「疼痛(とうつう)」

「症候群(しょうこうぐん)」

です。まあ、名前なんてどうでもいいですけどね。

この痛みは筋肉の存在する位置に起こる場合もありますが、中には痛みを感じる場所と痛みを発生させる場所がまったく違う場合があります。このような痛みを関連痛かんれんつうといいます。

またむずかしい言葉ですね。

「関連痛(かんれんつう)」

です。関連した痛み、ということですね。

これは脳がある部位の痛みを別の部位の痛みと勘違いをすることによって発生します。心臓の痛みが上腕(肩とひじの間)に出るのが有名ですが、骨を動かす筋肉も色々なところに関連痛を出すことが分かっています。

 

3.筋肉が痛みを出すメカニズム

筋肉が傷つきやすいのは、その筋肉が伸ばされながら働かされているときです。

伸ばされながら働かされる?

筋肉は働くときには縮むんじゃないの?

いや、そうとも限りません。下の写真を見てください。

水を入れたバケツを持っています。ひじを曲げるときには力コブを作る上腕二頭筋じょうわんにとうきんは収縮しています。これは分かりますよね。

では曲げた状態からひじをゆっくり伸ばすときはどうでしょうか。

やはり上腕二頭筋には伸ばされながらも力が入っています。自分でやってみると分かると思います。

こういうのを伸張性収縮しんちょうせいしゅうしゅくと言うのですが、このときに筋肉はもっとも損傷を受けるのです。「伸びながら縮む」とはおもしろいです。

またむずしい言葉ですが、まあ覚えなくていいです。筋肉は伸びながらも働いているんだと理解していただければOKです。

伸張性収縮

ゆっくり肘が伸ばされる時にも上腕二頭筋は収縮している

今度は足を考えてみましょう。

歩いているときにはカカトから地面に着きますが、いきなり足の裏がバタンと地面に着かないように、スネの筋肉が伸びながら働いて、足にブレーキをかけます。

ところが足にねじれやゆがみがあると、ブレーキを強くかけなくてはいけなくなります。このときにスネの筋肉に大きな負担がかかって傷つくのです。そして足の甲に痛みが出ます。

 

4.足の甲の痛みの対策

理論はなんとなく分かっていただけたと思いますので、次にどうやったらこの痛みが出なくなるのかを説明します。ここには靴の選び方から書いていますが、手っ取り早く、治療法が知りたいと思う方は「4-3.筋肉に対する治療」を読んでください。

4-1.靴と足底板

まずは構造的にすぐれた靴を購入し、その中に足底板そくていばん(医療用の中敷き)を入れて、足のねじれやゆがみを補正します。この筋肉にかかるダメージを最小限にするのです。

仕事でパンプスを履かなければならない人は、ヒール高を3~5センチにし、その中にパンプス用の足底板やインソールを入れておくことをお勧めします。

足底板は治療においても予防の目的でも、もっとも重要なアイテムです。

靴の選び方は「外反母趾の人生をバラ色にするシューズ選びの3つのポイント
パンプスの選び方は「ハイヒールのパンプスが女性に及ぼす6つの悪影響とその対策
足底板は「外反母趾の痛みを劇的に改善するクツの中敷き(インソール)
をご覧になってください。

スポーツ選手はスポーツシューズの中に足底板を入れておくと痛みに対する予防だけではなく、パフォーマンスの向上に期待できます。

クラシックバレエをされている方は日常生活において使う靴にこれを入れて足の筋肉にかかり過ぎる負担を防止するべきです。バレエをされている方に関しては「クラシックバレエを行なうと外反母趾になるというのは間違い」に詳しく書いています。

家の中では靴を脱いでいますので、靴や足底板が使えません。ですから室内で履ける特殊なサンダルを利用するのが良いと思います。下の写真は米国の足病医が開発したサンダルです。

特殊なサンダル

特殊なサンダル

4-2.テーピング

予防対策としては足が倒れるのを防止するテーピングを貼ることもひとつです。足が内側に倒れ過ぎると筋肉に負担がかかりますので。ただしこのテーピングは難しいし、自分では貼れないので専門家に任せるしかありません。


このテーピングを日常的に行うのは大変です。足の甲の痛みが出ている人が治療目的で使ったり、足の甲に痛みが出やすい人がスポーツの大会に出たり、登山に行ったりするときなどに予防目的で使うのがよいと思います。

4-3.筋肉に対する治療

4-3-1.スネの筋肉

きちんとした構造の靴に足底板を入れたら、これらの筋肉に対する治療が必要です。これは専門家に任せた方がよいと思いますが、緊急時に自分で行う方法を述べておきたいと思います。

ヒザを立てて左右の手の親指を並べてあるいは重ねてスネに置きます。そして両方の親指でスネの皮膚を圧迫し、少し上下に動かしてみてください。そのとき皮膚をあまりずらさず、親指の先で筋肉をほぐすような感じで行います。

スネのマッサージ

スネのマッサージ

ヒザに近いところから足首の辺りまで探っていくと、押して痛いところや硬いところがあると思います。人によってはふだん感じている足の甲の痛みが再現される場合もあります。そういうところは特にしっかりと揉みほぐしてください。親指に力が入りにくい方は、台所にある「すりこぎ」の細い部分を使ってほぐしてもよいでしょう。

そしてほぐし終わったら、その筋肉のストレッチを行います。足首をしっかりと伸ばすと、スネの筋肉が伸ばされます。ヒザが悪くない場合は正座をしてもこれらの筋肉がストレッチされます。

スネのストレッチ

スネのストレッチ

 

スネのストレッチ

スネのストレッチ(正座)

 

4-3-2.足の甲の筋肉

次に足の甲にある筋肉が原因で足の甲が痛い場合の対処法も説明しましょう。スネの筋肉ほどではありませんが、足の甲の筋肉が甲の痛みの原因となることもあります。

まず両手の親指を並べて、あるいは重ねて足の甲に置きます。そしてそれらの親指を前後に動かして筋肉をもみほぐします。足の甲全体を探って、痛いところや硬いところが見つかったら特にしっかりとほぐしてください。

足の甲のマッサージ

足の甲のマッサージ

ほぐし終わったら、その筋肉のストレッチを行います。下の写真のように、足の指を足の裏の方向に曲げるとこれらの筋肉がストレッチされます。

足の甲のストレッチ

足の甲のストレッチ

手の親指で揉みほぐすのが疲れたら、反対の足のカカトを使うのもよいでしょう。

マッサージ

スネのマッサージ

この方法を何回か試みると痛みが取れると思います。これらの方法で痛みが取れない場合は専門家にご相談下さい。ちょっとしたコツがあります。当院での施術でもほとんどの方が1~3回位でなくなっています。

4-3-3.マッサージ・スティック

アマゾンではマッサージ用の棒が何種類も売られています。マッサージ・スティック、マッサージ・ローラー、マッサージ・ローラー・スティック、マッスル・ローラーなどの名称で販売されています。色々な部位のマッサージが自分で簡単にできますので便利です。

マッサージ用ローラー

マッサージ用ローラー

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