足指の痛みの原因と対策/小指が浮き指になりやすい理由は?

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足の指のしびれや痛みを訴える方は多いです。とくに第2~5指に症状が現れやすいです。原因としては骨間筋(こっかんきん)の筋筋膜性疼痛症候群(きんきんまくせい・とうつう・しょうこうぐん)やモートン病が多いようです。また小指の浮き指について説明しました。小指が浮き指になっている人は内反小趾になっている場合も少なくありません。足の指のしびれや痛みも、小指の浮き指も足が内側に倒れ過ぎるのが原因で起こりやすいようです。(メルマガ2016年1月23日号)

1.足の指のしびれと痛み

足の指の痛みやしびれを持つ人はよくいます。これはなかなか厄介です。
原因としては骨間筋(こっかんきん)筋筋膜性疼痛症候群(きんきんまくせい・とうつう・しょうこうぐん)やモートン病が考えられますが、ここでは前者について述べようと思います。

1-1.骨間筋筋筋膜性疼痛症候群

まずは下のリンク先をご覧になって下さい。
足の骨間筋のトリガーポイント図

5本の長い骨(中足骨ちゅうそっこつ)の間に4組の筋肉があります(リンク先の右図)。
図では分かりにくいですが、足の甲側と足の裏側に1つずつあります。

これらの筋肉のうち親指に最も近い筋肉(X印)を痛めると
左の図や真ん中の図のように第2指のラインに痛みが出ます。
このような状態を筋筋膜性疼痛症候群きんきんまくせいとうつうしょうこうぐんといいます。

長い病名ですね。「きんきんまくせい・とうつう・しょうこうぐん」です。
これと同じように他の3組の筋肉を痛めた場合には
第3~5指に痛みが出ます。

 

1-2.骨間筋筋筋膜性疼痛症候群の原因

この筋肉がダメージを受けるのはどんな時かというと、
比較的多いのがつま先が窮屈きゅうくつなクツを履いたときです。

そのほかにも打撲したときとか転倒したとき、
あるいは足をギプスで固定した状態のときにもダメージを受けます。

とくに足の捻じれ・ゆがみが大きくて、カカトが内側に倒れやすい場合は
痛みやしびれが長く続く傾向があります。

過回内

足の変形が過回内(オーバープロネーション)を起こす。(Pod Mech vol.2. 株式会社インパクトトレーディング, 2006, p9)

なぜならばカカトが内側に倒れ過ぎると、足裏がとても不安定になり、
骨間筋こっかんきんを始めとする足裏の小さな筋肉が、足裏を安定化させようとして
正常な場合以上に酷使されるからです。

 

1-3.骨間筋筋筋膜性疼痛症候群の対策

これを改善させるにはまずはカカトが内側に倒れないようにすることです。
まずは構造的によいクツを購入しましょう。
そしてその中に足病学そくびょうがくの理論に基づいた足底板そくていばんを入れることです。

足底板の挿入

足底板をクツに装着する。

その上で、痛みの原因となっている筋肉を
十分にほぐし、そのあとでストレッチをしてください。

ただ小さい筋肉ですので、自分で行うのは難しいかもしれません。
そんな時には専門家にまかせるのがよいと思います。
けっこう改善に時間がかかる症状です。

 

2.足の小指が浮く

2-1.小指の浮き指のメカニズム

浮き指の人はとても多いです。

全部の指が浮いている人もいますが、
5本のうちの1~4本が浮いている人もいます。
なかでも小指だけが浮いている人はけっこう多いです。

浮き指

左の小指だけが浮き指の状態である。

浮き指になりやすい人は
特徴のある捻じれ・ゆがみをもった足をしている人が多いです。

体重をかけない状態(うつ伏せ)で観察すると、
足の前半分の内側が少し上がった状態の場合があります。

足のねじれの見方

こうやって足の変形(ねじれ・ゆがみ)を見ます。

こういう足の場合は
外側にある指ほど浮きやすい傾向にあります。

それは足が地面に着いたときに、
小指ほど内側に引っ張られやすいからです。

長趾屈筋の作用の変化

ねじれのある足(右)は外側にある指ほど内側に引っ張られやすい。(Pod Mech vol.2. 株式会社インパクトトレーディング, 2006, p27)

小指が内側に引っ張られると小指の骨が捻じれます。
すると本来は小指を下げる筋肉が
小指を上げる筋肉に変わってしまうのです。
その結果、小指が浮いてしまう訳です。

小指を曲げる筋肉の本来の走行

小指を曲げる筋肉の本来の走行

 

筋肉の作用の逆転

本来は小指を曲げる作用を持つ筋肉はその作用を逆転する。

 

2-2.小指の浮き指の対策

この小指の浮き指を改善するためには
足の捻じれを足底板そくていばんで補正し、
カカトが内側に倒れないようにしなければなりません。

カカトが内側に大きく倒れると、
外側の指ほど、内側に引っ張られるからです。

そして自分の足の大きさに合ったクツで、
構造的に優れたものを購入し、
その中に足底板を入れた上で、しっかり歩くことです。

 

3.医師にかかることの重要性

医師にかかることを軽く考えている方がいるようですが、
とんでもない間違いです。

何かからだに異常を感じたら、
まずは医師の診察を受けることが大事です。

医師は非常に広範囲の知識を持っていて、
自分の専門外の分野でも深い知識を持っています。
私が仕事を始めてからも、何人もの方々を医師に紹介しました。

たとえば腰痛を抱えて当院にいらっしゃった方。
聞いてみるとどうも普通ではない。
整形外科の先生に紹介すると
腫瘍の背骨への転移が見つかりました。

また腕から手にかけて強い痛みを感じて来院された方。
病院で検査を受けた結果、痛風とのことでした。
通常は足の親指の付け根に痛みが出るのですが、例外もあるようです。

挙げていけば、かなりの数になります。
中には何軒もの整体院や整骨院をはしごされた方もいらっしゃいます。

ですからどんなに軽いと思われる症状でも、
必ずまずは医師の診察を受けることが不可欠です。

その上で整骨院や整体院等にかかるのがよいと思います。
そのとき私に何かサポートできることがあれば、喜んでさせていただきます。
まずは病院です。

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