つら~い外反母趾の痛みをその場ですぐに取り除く簡単な方法

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外反母趾の痛みはふだんから少しはあったのだけれども、出先で急に強い痛みが出て歩きづらくなった。こういう経験はありませんか。そんなときにはその場で痛みを取り除く方法があります。その方法を説明しますが、この方法は根本的な解決方法ではありません。ですからこの応急処置で痛みが止まれば、次は根本的な痛みの解決方法を必ず実行してください。(メルマガ2016年3月12日号)

1、変形がひどいから痛いとは限らない

まず外反母趾の皆さまがしなければいけないのは、外反母趾の痛みを止めることです。
足の形を正常に近づける前に、痛みを止めなければなりません。

足の形はなかなか改善が難しいですが、痛みは比較的かんたんに取り除けます。
痛みが止まらなければ、足の形の改善などあり得ないのです。

そう言いますと、
形が悪いから親指の付け根がクツに当たって痛いのではないか
だから形が改善しないと痛みは取り除けないのではないか
とおっしゃるかも知れません。

でもこれはたいへんな間違いです。
親指の変形がひどくてもまったく痛みはないし、
これまでも痛みを感じたことがないという人はたくさんいます。
逆に親指の変形は大したことないのに、ひどく痛む人もたくさんいます。

親指の付け根がクツに当たるから痛いのではないのです(変形が強くなればありますが)。
親指の付け根がクツとれるから痛いのです。
分かりますか?

「当たる」のと「れる」のではまったく違います。
当たったくらいでは痛みは出ません。
れると、「クツで固定された皮膚」と「骨」との間にある袋が刺激されるのです。
それが原因で痛みが出ます。
この袋には関節の動きを滑らかにする「潤滑油」が入っています。

 

2.痛みの発生するメカニズム

では単に当たるだけの外反母趾と、れる外反母趾とはどこが違うのか。
これは足の構造の違いが「当たる」と「れる」の違いを生むのです。

足の前半分を前足部ぜんそくぶと言いますが、
これがねじれている人がけっこういるのです。

前足部の内側が少し上がっている足と
前足部の外側が少し上がっている足とを比べると、
圧倒的に後者のタイプの足に起こった外反母趾に痛みが多いのです。

前足部内反と前足部外反

足のねじれの例
足の前半分の内側が上がっている足(左)と外側が上がっている足(右)
(Pod Mech vol.2. 株式会社インパクトトレーディング, 2006, p8, 11)

 

足のねじれの見方

こうやって足の変形(ねじれ・ゆがみ)を見ます。

前足部ぜんそくぶの外側が少し上がっている足は外反母趾になったときに
親指の付け根とクツが激しくれるのです。
これは親指の付け根の骨の回転が強いためです。

足の前半分の外側が上がった足は強い痛みを出すことがある。

ですからこの骨の異常な動きを止めないと痛みは取り除けないのです。
またこの骨の異常な動きを生む足のねじれが、足の変形の原因になっているので、
痛みを取り除く根本的な処置が、そのまま足の変形を改善する処置につながるのです。

3.外反母趾の痛みをその場で取り除く方法(応急処置)

包帯を薬局で購入しましょう。幅が6センチの包帯です。
これをソックスやストッキングの上から巻きます。
皮膚に直接巻ける場合はそうして下さい。

強剛母趾と包帯

足の指の付け根に包帯を巻き、その上からソックスを履く

上の写真では皮膚に直接巻いていますが、外出先ではソックスやストッキング、ましてやパンストを脱ぐわけにはいけませんので、ソックスやストッキングやパンストの上に直接巻きます。

ただ親指の付け根の痛む場所に分厚く包帯を巻くと、こんどはクツの圧迫からくる痛みが出ることがあります。ですから最初は下の写真のように親指の付け根には包帯を巻かないでおきます。これでも痛い場合は親指の付け根の痛む場所にも巻いてください。最初はその部分には薄めに巻くのがポイントです。

親指の付け根の痛い部分(矢印)をはずして包帯を巻く。

 

4.外反母趾の痛みを取り除く方法(根本的な解決法)

外反母趾の痛みを取り除くのは簡単です。
ほとんどの方がその場で痛みがなくなりますし、
その場で完全に痛みがなくならなくても、痛みの8割はなくなってしまします。

何をするのでしょうか。

それは足底板を使うのです。
痛みは足にねじれがある(特に足の前半分の外側が上がっている)場合に出やすいです。

そのねじれを足底板で補正するのです。
そうすれば足は痛みを引き起こすような動きをしなくなります。

ただし足底板はどんなクツにでも使える訳ではありません。
いや、まったく使えない訳ではないのですが、クツの構造によっては
足底板の機能を十分に発揮することができないものもあるのです。

どのようなクツが足底板の機能を十分に発揮できるかというと
もっともよいのがウォーキングシューズです。

足底板の挿入

足底板をクツに装着する。

とくにニューバランス、ミズノ、アシックスのそれをお勧めしています。
信頼のできるシューフィッターの方に相談しながら、これらのクツを選んで下さい。
そしてその中に足底板を入れるのです。

また仕事柄、どうしてもパンプスを履かなくてはいけない方の場合は
構造のしっかりしたパンプスの中にインソール(既製品)を入れます。

インソール

パンプス用インソール。

具体的にどのようなパンプスを選んだらよいのかは
改めてお届けしたいと思います。

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