一生懸命に筋肉を鍛えてみても、浮き指が余り改善しない理由

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いまだに筋肉を鍛えたら浮き指が改善すると思っている人がいるのに驚かされます。そんなことしても意味ありません。いや、成長期にあるこどもならば意味がないこともないですが、成長が終わってしまった大人が足の指の筋肉を鍛えてもダメです。
そもそも筋肉が弱ったために浮き指になった訳ではありません。激しく足の指を使うアスリートにも浮き指はけっこう見られます。逆に「スポーツなんか大嫌い」という人でもまったく浮き指になっていない人はたくさんいます。(メルマガ2016年3月19日号)

1.浮き指の原因

浮き指の原因は何かというと、足の指を下に曲げる筋肉の作用が逆転して、
足の指を上げる方向に働くようになったということなのです。

ですから、本来は足の指を下に曲げる働きをする筋肉を鍛えれば鍛えるほど、
浮き指は悪化する可能性があるのです。

筋肉を鍛えることはまずは置いて下さい。
止めろとは言いません。
ひとまず中止して下さい。
鍛える前にあることをしなければなりません。

その前になぜ筋肉の作用が逆転するのでしょうか。
そのメカニズムは「足が内側に倒れ過ぎて浮き指になるメカニズムを詳しく説明」に書いてあります。

こんなの読むのめんどくさい、という方のためにカンタンに説明すると、
浮き指になる人はだいたい足(足首から先)に捻じれがあるのです。

前足部内反

足の前半分の内側が少しだけ上がっている足(Pod Mech vol.2. 株式会社インパクトトレーディング, 2006, p8)

すると足が地面に着いたときに足がつぶれてしまいます。
足がつぶれると足の指が捻じれてきます。

過回内

足の変形が過回内(オーバープロネーション)を起こす。(Pod Mech vol.2. 株式会社インパクトトレーディング, 2006, p9)

足の指が捻じれると足の指を下に曲げる筋肉は、
逆に指を上げる方向に作用してしまいます。

2つの写真を比較すると分かりやすいと思います。一つ目は正常な足です。
筋肉は関節の軸の下を通っていますから、指を下に曲げます。

小指を曲げる筋肉の本来の走行

小指を曲げる筋肉の本来の走行

二つ目はつぶれた足の場合です。筋肉は関節の軸の上を通っていますから、指を上に引っ張ります。
こうして浮き指が形成されるのです。ですから筋肉を鍛えてもダメなのです。

筋肉の作用の逆転

本来は小指を曲げる作用を持つ筋肉はその作用を逆転する。

 

2.ストレッチは効果があるか

ではストレッチはどうなのでしょうか。

ストレッチしてもムダです!

筋肉が指を上げる方向に作用しているのを何とかしない限りは
ストレッチしても同じです。
足の指を使えば、また指が上がってくるのですから。

ではどうすればいいのでしょうか。

 

3.浮き指対策

それは足の指が捻じれるのを防ぐことです。

足の指が捻じれるのは、足が地面に着いたときに足がつぶれるからなのですが、
なぜ足がつぶれるかと言うと足そのものに捻じれやゆがみがあるからです。

ではなぜ足にねじれがあるのかというとひとつは遺伝の影響です。
顔やからだの骨格の特徴は両親や祖父母から受け継がれていますが、
足の骨格の特徴も当然の事ながら、遺伝によって引き継がれていくのです。

では遺伝だけが原因かと言うとそうでもなくて、
幼少期の生活環境もかなり大きいと思われます。

足の骨格ができ上がる、つまり成長がストップするまでの
環境が良くないと足が捻じれる場合があります。

実際のところ、浮き指の子供の割合が年々増えているとの報告があります。
これは生活環境や生活習慣の変化によるものでしょう。

で、この足の捻じれをどうするかですが、
捻じれを「矯正」するのはほとんど不可能です。

その代わり、足底板を使って捻じれを「補正」してやるのです。
メガネやコンタクトレンズと同じですね。

足底板の作製

体重をかけずに作る足底板

視力そのものは変わらなくても、
メガネなどで、悪い目を補正することによって
対象物がはっきりと見えるようになります。

次回はこの足底板についてもう少し詳しく述べたいと思います。
そして効率的に足の指を鍛えるにはどうすればよいかもお話したいと思います。

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