足のトラブルには足底板を/カカトに原因がないカカトの痛み

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足のトラブルを抱えながら、いつまでたってもそれを解決できない人が数多くいます。その理由としては2つが考えられます。ひとつは足のトラブルが起こる正確なメカニズムが知られていないため、正しい対処方法が分からないということです。そしてもうひとつは痛みの場所が痛みの原因とは違うのにもかかわらず、それに気がつかないことです。説明しましょう。(メルマガ2016年4月9日号)

1.足のトラブルには足底板を

足のトラブルを抱えている人はとても多いです。
外反母趾、強剛母趾きょうごうぼし、内反小趾、浮き指、中足骨骨頭痛ちゅうそっこつこっとうつう
足底腱膜炎そくていけんまくえん踵骨骨端症しょうこつこたんしょう、アキレス腱炎、ハンマートゥ、モートン病、タコ・・・

これらの多くが足裏のバランスの異常から起こっています。
そして元々の足の構造と深く関係し合っています。

両親の足と自分の足を比べるととてもよく似ています。
人によってはおじいさん、おばあさんの足にそっくりです。

そして上に挙げたトラブルを、
父母や祖父母と同じように抱えている人もいます。

同じような生活をしていても、
足にトラブルを抱える人とそうではない人がいるのは、

父母や祖父母から引き継いだ足の構造に違いがあるからです。
顔かたちが先祖と似ているように、足の形も遺伝します。

欧米で発達している「足病学」では
足の異常な動きがさまざまなトラブルを生むことを説明しており、
その異常な動きは足の異常な構造によるものとされています。

そして足のトラブルを防ぐためには
足の異常な動きを止めなければならず、

足の異常な動きを止めるためには、
足の異常な構造を足底板で補正しなければならない
とされています。

特に足全体が大きく内側に倒れるのを「過回内かかいない」といいますが、
この異常な動きが多くのトラブルの原因となっています。

過回内

足の変形が過回内(オーバープロネーション)を起こす。(Pod Mech vol.2. 株式会社インパクトトレーディング, 2006, p9)

またトラブルは必ずしも足の異常な構造だけから起こる訳ではありません。
たとえば足首のねんざは事故でも起こります。

しかし足の異常な構造があると、
それが誘発する異常な動きによって
足首のねんざの改善を遅らせることがあるのです。

ですから足のトラブルが起こったときには
まずは足底板を使って、足の異常な動きを止めることが重要なのです。

そして足底板を使うことが長期的に見ても、短期的に見ても
もっとも経費がかからない方法であると言えます。

 

2.カカトに原因がないカカトの痛み

カカトが痛い時には、普通はカカトが悪いのだと思います。
しかしカカトが悪くない場合もあるのです。

というと、
そんなことがある訳ないだろう。
カカトが悪くないのにどうしてカカトが痛いんだ。
ということを多くの方は思うはずです。

皆さんは
心臓が悪いと左腕が痛くなるとか、胆のうの病気で右肩が痛くなる
ということを聞いたことがないでしょうか。

あるいは冷たいものを食べた時に
コメカミが痛くなったことを経験したことはないでしょうか。

こういう痛みを「関連痛かんれんつう」と言います。
この関連痛は筋肉にもあることが分かってきました。

いやそれどころか、これまで神経が圧迫されて痛いと思われていた痛みも
実は筋肉の関連痛であることも医師によって指摘されるようになっています。

筋肉はレントゲン撮影では写りません。
ですから痛みを起こす異常があっても、そのことが分かりません。

またもしレントゲン撮影で骨格に異常があったとしても
それが痛みの原因ではないことも多いのです。

この筋肉の異常を「筋筋膜性疼痛症候群きんきんまくせいとうつうしょうこうぐん」といいます。

話を戻しましょう。
カカトに原因がなくてもカカトに痛みが出ることがあります。
その原因で代表的なものは、ヒラメ筋の筋筋膜性疼痛症候群きんきんまくせいとうつうしょうこうぐんです。

ヒラメ筋由来の痛みの出る場所

この筋肉からの痛みはカカトだけのこともありますが、
フクラハギや腰、ひどいときはアゴに出ることもあります。

痛いところが悪いとは限りません。
また骨がずれているからと言って、
それが痛みの原因ではないのかもしれません。

一度きちんと専門家に診てもらいましょう。

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