外反母趾には似ているけど外反母趾じゃない/こどもの成長痛

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外反母趾に似ているけど外反母趾ではない病気があります。歩くときに外反母趾の痛みは親指の付け根の内側に出ますが、この病気では痛みは親指の付け根全体に出ます。その病気は強剛母趾または強直母趾と呼ばれ、外反母趾とよく間違われます。今回はこの強剛母趾について述べようと思います。またこどもの成長痛についても触れておきました。(メルマガ2016年4月23日号)

1.強剛母趾

親指の付け根が痛い。
外反母趾かと思ったらそうじゃなかった。
病名は「強剛母趾きょうごうぼし」というらしい。

そんな経験をされた方がいらっしゃると思います。
外反母趾と強剛母趾は似ていますが、ちょっと違います。

外反母趾は歩くときに親指の付け根の内側に痛みが出るのですが、
強剛母趾は親指の付け根そのものに痛みを感じます。

強剛母趾

強剛母趾は親指の付け根全体が痛む。

そして外反母趾は親指が小指側に曲がっていますが、
強剛母趾の場合は親指がまっすぐのことも多いです。

「まっすぐのことも多い」と言ったのは親指が小指側に曲がっていることもあるからです。
これは強剛母趾と外反母趾がミックスされたタイプです。

強剛母趾は「親指の骨」と「親指の付け根の骨」とが衝突をして痛みが出るものです。
強直母趾きょうちょくぼしとも言います。

第1列の運動

第1列の運動
Pod Mech vol.2. 株式会社インパクトトレーディング, 2006, p19

初期には体重をかけた状態で親指を反らしたときに痛いだけですが、
症状が進むと親指そのものが反らなくなります。

この強剛母趾と外反母趾は同じようなメカニズムで発生するということが
足病学の本には書かれています。

ではどちらになるかと言うと、足の構造によって決まるのです。
詳しくは「親指が反らなくなり、蹴るときに痛みが出る強剛母趾の治し方」に書いていますのでお読み下さい。

強剛母趾も外反母趾と同じように、
その進行を止めるためには構造・機能に優れたクツと足底板が必要です。
クツは反りにくい硬めのもので、かつつま先が少し上がっているものを選ぶと痛みが軽減します。
なお、強剛母趾は指を広げるテーピングはあまり効果がありません。

足底板の挿入

足底板をクツに装着

 

2.こどもの成長痛

こどもの成長痛に関するご質問を時々いただきます。
成長痛と言うのは2~10才のこどもの下肢に出る原因不明の痛みだとされています。

痛みは夕方から発症し、寝る前や就寝後に出ることもしばしばあります。
そして翌日には何もなかったように学校や保育園に行きます。

痛みの出る部位は
股関節、太もも、ヒザ、ヒザの裏、フクラハギ、スネ、足首、足の甲、カカト
などです。

この痛みは骨の成長とは無関係であると言われています。
身長が急速に伸びる時期には発生せず、
身長の伸びがあまりないときに起こったりもするからです。

1か月に1回位ならばそれほど心配ではないでしょうが、
頻繁に起こるようであれば
ご両親も何とかしなければと思うはずです。

原因は両親などにかまってもらいたいという
精神的欲求が関係しているとされたり、

あるいはこの年齢の子どもは関節が緩いために、
運動が負担になっているのだという考え方もあるようです。

私自身も小学校4年生の時に右の股関節が痛くなり、
病院に連れて行ってもらったことがあります。

医師に検査されている時は全く痛くなかったのですが、
自宅に帰ってくるとふたたび痛み出しました。
それを母親に言って叱られた記憶があります。

最近では成長痛に関して新たな見解が出てきました。
それは筋肉にできたトリガーポイントが、その痛みの原因であるというものです。

筋肉が筋筋膜性疼痛症候群きんきんまくせいとうつうしょうこうぐんを起こすと、
トリガーポイント(引き金点)から痛みが発生するのです。

そして成長痛を持つ子どもには足底板が有効であるとの論文もあります。
当院では成長痛の子どもを持つお母さん、お父さんには
構造的にすぐれたクツを子どもさんに買っていただき、
そのクツの中に足底板(オーダーメイド)またはインソール(既製品)を入れていただいています。

さらにトリガーポイントのだいたいの部位をお伝えし、
痛みが出た時の対処方法をお教えしています。

子供用のインソール

子供用のインソール(米国製)

3.足底板を使うときの注意点

足底板はいろいろな種類があります。
足底板を使うときの注意点としては、使う時間を徐々に長くするということです。

いきなり長時間にわたって使用すると、かえって痛みが出ることがあります。
ランナー膝のある方など、まずは足底板を使って歩くことから始めて下さい。

足底板を受け取っていきなり走ると、今までと筋肉の使い方が違いますので、
筋肉に負担がかかって、これまでよりも早い時間帯で痛みが出ることがあります。

まずは足底板を使って歩く時間を少しずつ伸ばしていきます。
歩くことに慣れたら、少しずつ走ってみることです。
最初から何キロも走らないようにして下さい。

初めて来られたランナー膝の患者様の中に、
これまでにも他所で足底板を作ってもらったことがあるが
症状が変わらない、あるいは以前よりも痛くなったという方が時々います。

話をお聞きすると、結果を焦るあまり、
最初から足底板を使って何キロも走ったりしている場合が多いです。

何事も新しいことを始めるときは少しずつ慣らしていきましょう。
焦りは禁物です。

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治療家も真っ青!超短期間で痛みを1/10にする方法

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足や膝や腰のトラブルに関しては

さまざまな施術方法が存在します。

 

しかし欧米で研究が進んでいる「足病学」の理論に基づいた施術方法は

まだ一般的には知られていません。

 

私たちの身体の構造は多くは遺伝によって

両親から引き継いでいます。

足の構造も両親のどちらかから引き継いでいるのです。

 

足に異常な構造があると、それは足の異常な動きを生みだし、

さらにスネ、膝、フトモモ、骨盤、背骨に異常な動きを発生します。

 

その異常な動きは

シンスプリント、変形性膝関節症、変形性股関節症、坐骨神経痛、

腰椎椎間板ヘルニア、腰椎分離症、腰椎すべり症、腰痛、

頸の痛み、猫背、ストレートネックなど

さまざまなトラブルを引き起こすのです。

 

これらの疾患から来た痛みを改善するのには

まずは足の異常な構造を足底板(そくていばん)によって補正し、

足の正しい動きを作ってやらなければなりません。

 

そして身体の動きを正常に近づけた上で、

痛みを出している部分(ほとんどは筋肉です)の施術を行います。

 

欧米では足底板はごく一般的に使用されていますが、

日本ではあまり一般には知られていません。

 

あなたも足病学に基づく施術を受け、

一日も早く、身体のトラブルを改善させてください。


一日も早く身体の痛みを解消したい方はこちらへ

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