内反小趾を改善するエクセレントな対策/足底筋膜炎の改善例

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足の小指が内反小趾になっている方はとても多いです。患者様を見渡すと、内反小趾になっていない方が珍しいと思うくらい見かけます。外反母趾でなくても内反小趾になっている場合もよくあります。ただ外反母趾と違って、痛みが出ない場合はあまり気にしないことが多いようです。
また今回は足底筋膜炎の患者様の経過についても書いてみました。足底筋膜炎で悩んでいる方も決して少なくないようですが、これはあることを行えば比較的簡単に改善されます。(メルマガ2016年5月28日号)

1.内反小趾対策

内反小趾の方は当院によく

ご来院されます。
外反母趾の場合は痛みが出ていなくても、気にする人が多いのですが、
内反小趾の場合は痛みが出ないときは、気にする人が少ないようです。

したがって当院に来られた内反小趾の方は、
たいてい他の症状が問題で当院を探して下さっています。
たとえば外反母趾だとか、足底筋膜炎そくていきんまくえんだとか、足の甲の痛みとか・・・

たまに内反小趾になっていて、
小指そのものや小指の付け根が痛いという方もいらっしゃいますが、
だいたい他のところの痛みがご来院の理由であることが多いです。

この内反小趾の原因も外反母趾とほぼ同じと考えて間違いありません。外反母趾の原因は
1)遺伝
2)女性であること
3)履物(ハイヒール)
ですが、内反小趾もほぼ同じと考えてよいと思います。

この3大原因の中でも、外反母趾と同様に「遺伝」がもっとも大きいでしょう。
では内反小趾そのものが遺伝するのかと言うと、
そうではなくて内反小趾になりやすい「足の構造」が遺伝すると考えた方がいいです。

足病学そくびょうがくでは外反母趾の原因は
足の捻じれから来る「過回内かかいない(オーバープロネーション)」という異常な動きだと考えられていますが、
内反小趾も同じメカニズムで起こると考えられます。

内反小趾になる人とならない人の差は
足にねじれがあるかどうかです。

ねじれがあると外反母趾や内反小趾を生むような
「過回内」という異常な動きが発生します。
この動きはかんたんに言うと、カカトが内側に倒れ過ぎる動きです。

過回内

足の変形が過回内(オーバープロネーション)を起こす。(Pod Mech vol.2. 株式会社インパクトトレーディング, 2006, p9)

この動きをめてやらなければいけません。
そのためには足の捻じれを補正することです。
いくら筋肉を鍛えても、この足の捻じれは治りません。

どうやって補正するかと言うと、足底板そくていばんを使うのです。
靴の中に足底板という特殊な中敷きを入れるのです。

足底板の挿入

完成した足底板をクツに装着する。

すると「過回内」という異常な動きが抑えられるので、
内反小趾を誘発するような、骨の動きが起こらなくなるのです。

ただし足底板は、どんな靴に入れても良い訳ではありません。
靴の構造が悪いと、せっかく作った足底板も十分には機能しません。

構造的にしっかりとしたウォーキングシューズ、ビジネスシューズ、パンプスを
シューフィッターの方のアドバイスを受けながら選ぶことが重要です。

靴の選び方に関しては「外反母趾の人生をバラ色にするシューズ選びの3つのポイント」を参考にしてください。
外反母趾の場合と同じです。

構造的に優れた靴

構造的に優れた靴

痛みが強い場合には、
足底板とすぐれた構造の履物を使うのに加えて、
テーピングや包帯固定を行なうとよいです。
そうすればいっそう早い改善が期待できます。

 

2.足底筋膜炎[症例2]

2-1.初回来院時の症状と処置

42歳の男性の方がいらっしゃいました。
1年ほど前から左の足裏の真ん中が痛むそうです。

足底腱膜炎

足底腱膜炎の痛みの出やすいところ(イメージ)

整骨院に通っていたものの、なかなか改善しない。
テーピングを貼ってもらっていると調子が良いのだが、
足の皮膚がかぶれるために、長時間はできないということです。
またテーピングをしても完全には痛みが取り除けないとのことでした。

営業の仕事で、歩く時間が長いため
デスクワークの人以上に足の裏に負担がかかります。
靴を変えてもみたのですが、やはり痛みは収まりません。

ご来院されたので、さっそくうつ伏せになって
ベッドの端から足首から先を出していただいて、足の捻じれを見てみました。

すると下記のような、足の前半分の内側が上がっているタイプの足でした。
このようなタイプの捻じれのある足には、足底筋膜炎そくていきんまくえん足底腱膜炎そくていけんまくえんともいいます)がよく起こります。

前足部内反

足の前半分の内側が少しだけ上がっている足(Pod Mech vol.2. 株式会社インパクトトレーディング, 2006, p8)

さらにフクラハギの筋肉が硬いので、足首が反りにくい状態です。
足首が反りにくいと足の裏、つまり足底筋膜に負担がかかります。

足底腱膜炎

フクラハギの筋肉が硬いと足底腱膜炎を起こすことがある。

お持ちになった靴も構造があまり良くなかったので、
もっと構造の良いものを買ってくるようにお願いしました。

その日は足の関節や筋肉の調整をした後に、
足の捻じれを補正し、かつ足の裏を保護する特殊なテーピングを貼りました。
ただしかぶれやすい体質であるため、
1~2日でテーピングを外すように指示しました。

 

2-2.二度目の来院以降

二度目のご来院時に尋ねてみると、
テーピングを貼った翌日はまったく痛みがなかったとのことです。
そこでこの日はフクラハギを十分にゆるめた後に、
買ってきていただいた靴に合わせて、足底板を作りました。

足底板

足底板(オーダーメイド)

その足底板を入れた靴を履いて、
当院の前の道をしばらく歩いていただきました。
まったく痛みは出ないということなので、
そのまま2週間ほど使っていただくことにしました。

その日から3週間ほどして、足底板のチェックにご来院いただきました。
営業時に苦痛だった足裏の痛みはほとんどなくなっています。
また私がお教えしたフクラハギの筋肉をゆるめるマッサージとストレッチは
毎日続けているそうです。

足底筋膜炎には足底板が非常に効果的です。
仕事で、あるいはスポーツで足裏に痛みがある方には
ぜひお使いいただきたいと思います。

 

3.足底板(オルソティックス)

今回も前回に引き続いて、症例を挙げてみました。
足底筋膜炎は症状の改善が比較的早い疾患です。
足底板(オルソティックス)を入れただけで症状が収まる場合も多いです。

ただし足底板が足病学の理論に基づいて作られていることが前提ですが。
また体重をかけずに作ることも重要なポイントです。
もし足裏の痛みがなかなか改善できないのでしたら、一度足底板を使ってみて下さい。

足底板の作製

体重をかけずに作る足底板

カカトが内側に大きく倒れやすい人は
足の左右の長さだけではなく、前後の長さも大きくなる傾向があります。
そうしますと足裏をタテに走っている組織に、絶えずストレスがかかりますので、
症状が収まりにくくなります。

足底板はそれを防いでくれるので、改善が早くなるのです。
カカトが倒れやすい方は症状がまだなくても
予防と言う意味でお使いになるのがよいと思います。

足底板を入れても足の捻じれそのものは治る訳ではありません。
ですから足底板をはずすと再び足底筋膜炎になる可能性もあります。

したがって足底板によって足底筋膜炎が治るとは言えませんが、
改善策や予防策としては、足底板はすばらしいものだと言えます。

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治療家も真っ青!超短期間で痛みを1/10にする方法

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足や膝や腰のトラブルに関しては

さまざまな施術方法が存在します。

 

しかし欧米で研究が進んでいる「足病学」の理論に基づいた施術方法は

まだ一般的には知られていません。

 

私たちの身体の構造は多くは遺伝によって

両親から引き継いでいます。

足の構造も両親のどちらかから引き継いでいるのです。

 

足に異常な構造があると、それは足の異常な動きを生みだし、

さらにスネ、膝、フトモモ、骨盤、背骨に異常な動きを発生します。

 

その異常な動きは

シンスプリント、変形性膝関節症、変形性股関節症、坐骨神経痛、

腰椎椎間板ヘルニア、腰椎分離症、腰椎すべり症、腰痛、

頸の痛み、猫背、ストレートネックなど

さまざまなトラブルを引き起こすのです。

 

これらの疾患から来た痛みを改善するのには

まずは足の異常な構造を足底板(そくていばん)によって補正し、

足の正しい動きを作ってやらなければなりません。

 

そして身体の動きを正常に近づけた上で、

痛みを出している部分(ほとんどは筋肉です)の施術を行います。

 

欧米では足底板はごく一般的に使用されていますが、

日本ではあまり一般には知られていません。

 

あなたも足病学に基づく施術を受け、

一日も早く、身体のトラブルを改善させてください。


一日も早く身体の痛みを解消したい方はこちらへ

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