フクラハギに成長痛の出た子供/つまずきやすい子供の足は?

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子どもの成長痛は色々なところに出ます。股関節、太もも、ヒザ、ヒザの裏、スネ、フクラハギ、足首、足の甲、カカトなどです。今回はフクラハギに出た成長痛の取り除き方を紹介します。またよく転ぶ子どもの足についても解説しました。転びやすい子どもの足にはある特徴があります。その特徴から足は独特の動きをするのです。そしてその解決方法は意外と簡単です。(メルマガ2016年6月4日号)

1.フクラハギに成長痛の出た子ども

夕方あるいは夜になるとフクラハギが痛いと泣く子どもさんがいます。
また夜中にフクラハギに痛みが出て、目を覚まして泣く場合もあります。
しかし翌朝には痛みもなくなっており、日中は走り回るという状態です。

この成長痛の原因は精神的なものだという説もありますが、
最近では筋肉にできたトリガーポイントが原因であるとの論文が出ています。

フクラハギの痛みの場合は腓腹筋ひふくきんのトリガーポイントから
来ていることが多いようです。

フクラハギに成長痛の出た子どもさんの場合には
上記のリンク先の×印の部分を押すと、痛みが再現されることが多いです。

その部分を親指でゆっくり押して、またゆっくりと離します。
これを何回か行なったのちに足首を反らして、この筋肉のストレッチを行ないます。
すると痛みが収まる場合が多いです。

なお、痛がるからと言って冷やすのは止めた方が良いです。
むしろ温めて血行を良くしてあげる方が治りやすいです。

このような症状を持つ子どもさんは、
足首から先の動きがおかしい場合がよくあります。

足首から先の動きがおかしいと、
フクラハギの筋肉に負担がかかりやすくなります。

したがって、足の大きさに合った、構造のよい靴を選んであげることが大事です。
とくに成長痛が繰り返して出る場合は靴に足底板を入れるのがよいです。

足底板の挿入

足底板を靴に装着

 

2.つまずきやすい子ども[症例3]

息子さんがつまずきやすい、転びやすいというのを心配して
お母さんが当院に連れていらっしゃいました。
幼稚園の年長組です。

歩き方を見ると、ペタペタという感じで歩いています。
これは足首が内側に倒れやすい子どもさんによく見られる歩き方です。

そして足首が十分には反っていないので、
歩いている時や走っている時につま先が地面に当たって
転倒しやすいのだと思われました。

足の捻じれを見てみると足の前半分の内側が上がっています。
過回内かかいない(オーバープロネーション)という異常な動きを起こしやすいタイプの足です。

過回内

足の変形が過回内(オーバープロネーション)を起こす。(Pod Mech vol.2. 株式会社インパクトトレーディング, 2006, p9)

そこでこの足の捻じれを補正するために子ども用の足底板を作りました。
クツはニューバランスのものを買っていらっしゃいました。

さらにスネにある筋肉を十分にほぐした後にストレッチを行ないました。
このスネにある筋肉が足首を反らすのですが、
これが硬くなって弱っています。

こういう筋肉はいきなり鍛えたらダメで、
まずはマッサージとストレッチを施してゆるめなければいけません。
これを十分に行なってから、鍛え始めさせます。

この日はお母様におうちでできるマッサージとストレッチをお教えしました。
そして足底板を入れたクツを子どもさんに履せるようにお願いしました。

3か月ほどして再度ご来院いただきましたが、
その頃には転ぶことがほとんどなくなっていました。
同時に歩き方や走り方も以前よりも良くなっているそうです。

子どもさんの場合はできるだけ早い時期から
クツの大きさや構造に気をつけてあげ、
場合によっては足底板を入れてあげることが重要です。

 

3.大人にも多いフクラハギとスネのトラブル

今回は子どもさんのトラブルについて書きましたが、
同じ症状を持つ大人の方もたくさんいらっしゃいます。

フクラハギが痛む若い女性はたくさんいます。
とくにハイヒールを履く方は、絶えずつま先立ちをしている状態ですので、
フクラハギの筋肉に負担がかかります。
するとこの筋肉にトリガーポイントができて痛みが出ます。

またすぐにつまずく女性の方もよくご来院されます。
カカトが大きく内側に倒れやすい方は
スネの筋肉に負担がかかりやすいのです。

するとこのスネの筋肉にトリガーポイントができて
足首が反りにくくなりますので、つまずきやすくなるのです。
また同時にスネや足の甲に痛みが出ることもあります。

スネにある筋肉

スネにある筋肉。左から前脛骨筋、長指伸筋と長母指伸筋、第3腓骨筋。

したがって子どもさんに限らず、大人も構造的にすぐれた靴を選び、
その中に足底板を入れておくとよいです。

それとともにフクラハギやスネの筋肉をマッサージし、
そののちにしっかりとそれらの筋肉のストレッチを行ないましょう。

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