外反母趾を根本的に改善する、手術以外の究極の治療とは何か

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現在、日本の医師の間で外反母趾の主原因とされているものが3つあり、それらは
1)遺伝、2)女性、3)ハイヒール
であることを前回のメルマガでお話しいたしました。
で、外反母趾の対策はこの3つの原因に対して行えばよいことになります。
そうすることがより確実な対策を講じることになります。ひとつひとつ見ていきましょう。(メルマガ2016年7月9日号)

1、外反母趾の原因(1)=遺伝

1-1.何が遺伝するのか

まずは「遺伝」に対する策です。
遺伝は外反母趾の原因ではもっとも大きいものです。

しかし生まれた直後から外反母趾であることはまれです。
成長とともにだんだん外反母趾が現れてきます。

遺伝的に外反母趾になりやすい人は
実は外反母趾になりやすい足の構造を、
両親や祖父母から受け継いでいるのです。

その外反母趾になりやすい足の構造というのは
カカトが内側に大きく倒れるという、特徴のある動きを生み出します。
この特徴のある動きを過回内かかいない(オーバープロネーション)といいます。

 

1-2.遺伝対策

この足の異常な動きをめてやればいいのです。
どうやって止めればいいのでしょうか。
足の筋肉を鍛えればいいのでしょうか。

残念ながら筋肉を鍛えても、この異常な足の動きには効果がありません。
考えてみて下さい。
激しいスポーツで、足をしっかりと使っているスポーツマンにも外反母趾は見られます。

足の筋肉を鍛えても、
遺伝的要素のある人の場合は外反母趾は止められないのです。

ではどうするのか。
この異常な足の動きを作っているのは、
父母、祖父母から遺伝された足の捻じれです。

この捻じれを足底板そくていばんで補正するのです。
この方法が世界的に最もスタンダードな外反母趾対策です。

足底板

足底板(オーダーメイド)

残念ながら日本ではこの分野が遅れているため、
足底板のことを知らない方がたくさんいますが、
これが最も確実な方法なのです。

もちろんクツも大事です。
しっかりとした構造のものを選んで下さい。

構造的に優れた靴

構造的に優れた靴

アシックス、ニューバランス、ミズノなどのウォーキングシューズが理想ですが、
ビジネスシューズやパンプスを履かなければいけない方もいらっしゃると思います。

信頼のできるシューフィッターの方からアドバイスを受けながら
構造的・機能的にすぐれたものを購入して下さい。

では他のふたつ原因、すなわち
「女性」と「ハイヒール」に関してはどのような対策を取ればよいのでしょうか。

 

2.外反母趾の原因(2)=女性

女性になぜ外反母趾が多いのかは前回述べました。
それはホルモンの影響ではなく、はたまた女性の体重が軽いからではありません。
男女の関節の構造の違いによるものです。
これに関しては「ハイヒールが外反母趾の原因であることを男性が証明していた」をお読みください。

男女で骨の形状に違いがあり、
女性の関節の方が大きな動きをすることに原因があるのです。
これに対しては、やはりしっかりした構造の靴と足底板で対処できます。

 

3.外反母趾の原因(3)=ハイヒール

そして最後の原因はハイヒールでした。
ヒールが高くなるほど、足先に体重がかかりやすくなります。

パンプス

アラヴォンのパンプス

また足の指の付け根の関節を支える靭帯がゆるみ、
さらに足の横アーチに関係する筋肉がゆるむため、
足が横に広がって開張足かいちょうそくになってしまいます。

これを防ぐためにはヒールの高さを3~5センチにすることが大事です。
もちろん背の高い人も低い人もいますので、
この「3~5センチ」という基準も多少大きくなったり、小さくなったりします。

以上が外反母趾の対策としては標準的なものです。
ではテーピングやつま先運動などは効果がないのでしょうか。
次回はそれについて考えてみようと思います。

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